中古における接続表現の統計的分析―指示詞を構成要素とするものを中心に

 『国立国語研究所論集』(NINJAL Research Papers) というジャーナルに、以下の論文が掲載されました(オープンアクセスですので、こちらからダウンロードすることができます)。

  • 林雄一郎・岡﨑友子 (2017). 「中古における接続表現の統計的分析―指示詞を構成要素とするものを中心に」 『国立国語研究所論集』13, 65-77.
  • 抄録
    • 本研究の目的は,中古資料における接続表現の使用の違いを明らかにすることである。具体的には,「日本語歴史コーパス平安時代編)」と統計手法を活用することで,時代,ジャンル,書き手等の要因による接続表現の頻度の変異を分析した。その結果,(a)紀貫之の筆による『土左日記』と『古今和歌集』(仮名序)の類似性,(b)サテの使用による歌物語の類似性,(c)カカリ系とサテ系の使用法に対する執筆年代の影響,等が見られた。

 なお、本研究の一部は、以下の研究助成を受けて行われたものです。

  • 国立国語研究所共同研究プロジェクト(基幹型)「通時コーパスの構築と日本語史研究の新展開」(代表: 小木曽智信)
  • 科学研究費補助金(基盤研究C)「統計的処理を用いた現代・古代日本語文法研究」 (代表: 岡﨑友子)